コスプレイヤーは、その場所の持ち主あるいは管理者に撮影許可を取って限られた場所のみでコスプレをします。
それ以外でコスプレをして街を練り歩くなどしてしまうとネットコスプレ警察に晒されて叩かれまくります。一般の方への配慮が無いし、別にコスプレなんか見たくない人の目に触れることで元の作品やアニメの文化に対するイメージを汚すことになりかねないし、普段からきちんとマナーを守ってコスプレしている人に対して失礼になります。
なので、家からコスプレをしてコスプレ会場や撮影スタジオに行くのではなく、大体の場合は私服で家を出て、衣装やウィッグやメイクポーチを持参して、現地の更衣室で着替えとメイクをします。
家からほとんどコスプレメイクをしてから来る人と、素っぴんで来て現地でイチからメイクをする人と、そこは分かれるところかと思います。
私の場合は、家からほとんどコスプレメイクをしてから行きます。
現地に行くまで恥ずかしいので誰とも目を合わせられないですが。
家からメイクをして行くメリット
私は メイクするのが遅い方 です。
メイクの工程自体はそこまで多くはないのですが、不器用なのか絵を描くのが苦手なのも関係してる気がしますがアイライン引くのや眉毛を描くのに結構時間をかけてしまいます。マスカラも瞼を汚してしまったりしょっちゅうです。
そのため時間に余裕をもってメイクをしたいので、イベントやスタジオに関わらずあとは唇とカラコンとウィッグだけって状態にします。
それでも化粧直しとウィッグを被って糊付けや微調整で普通の人のメイク時間くらいかかってしまうのですが。
それと 現地のメイク更衣室の環境がいいとは限らない という点で、家で落ち着いてメイクできるというのはかなりメリットに感じています。
イベントだとテーブル無しで地べたに座ってキャリーケースに鏡を立ててぎゅうぎゅう詰めで化粧せざるを得ないことって普通じゃないですか。スプレー類や粉が舞うようなメイクは禁止されているかされてなくてもしづらいし、照明も当たるとは限らないし。
あと家には物が揃っているのでメイクの段階において忘れ物の心配はまずないし、コスメ集めててコスプレの度に全部持っていけないって場合は家でやれる方が単純に メイクの選択肢が多い です。
メイク練習ができてない(このメイクって決まり切っていない)初出しのキャラクターのコスプレをするときなんかは特に選択肢の多い環境でメイクができるというのはかなり救われます。
スッピンで行って現地でメイクを始めるメリット
「テーピングをしてからメイクができる」 これが一番のメリットかなと私は思います。
ファッションウィッグ被ってきてテーピングも家からやってきちゃうってこともできますけどね。
家でベースメイクをやってきてしまうと、テーピングの部分は落とさないとちゃんと貼れないので手間が一つ増えます。
それとテーピングで土台を作ってからアイラインを引くなりメイクをした方が完成形が見えるので順序として正しいでしょう。
あと 「移動中や時間経過によるメイク崩れ防止」 が現地でメイクをするメリットとしてはかなり大きいとおもいます。
夏とかとくにドロドロになっちゃいますもんね。
あとキャラクターによっては例えば白塗りなど、現地でメイクせざるを得ないパターンは大いにあります。
オチはないです
まあ私はコスプレ前のやばいメイクの時にコスプレ友だち以外の知り合いと顔を合わせさえしなければいいなという思いです。
あとはメイク時間を短縮できる高性能なアイライナーとマスカラにいつか出会いたいなあという気持ちです。インライン埋めやすいじゅわっとインク出るけど滲まない!みたいなリキッドアイライナーとか理想です…